SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

いまつくっている本。

明けましておめでとうございます。

SIRISIRIです。

 

更新が久しぶりになってしまい、

年をまたいでしまいました。。。

 

というのも、最近、ある本作りに注力しておりまして、

そちらに集中しておりました。

 

その本というのは、、、

「睡眠」にまつわる本です。

 

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「睡眠」に関心がある人、多いのではないでしょうか?

とりわけ日本人は睡眠時間が少ないとされていて、

睡眠時間が少ないだけじゃなくて、

「自分が眠りたいと思う理想の睡眠時間」と

「実際眠っている時間」のギャップも

ほかの国と比べて圧倒的に大きいという特徴があるのです。

 

そんな、関心が高いであろう「眠り」にまつわる本をつくっているわけなのですが、

これがもうすごい内容になっています!(自分でいうのもあれですが、過去最高作だと自負しております)

これまでいろいろな睡眠本を読みあさってきましたが、

そのどれをも上回る、まさに「睡眠本の決定版」ができると

確信しております!

 

現在編集真っ最中の本作。

また、少しずつ、読んだ本のことなんかも書いていきますので

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

徒然なるまま感想文47『スリープ・レボリューション』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング』

おかげさまで3万を突破しまして、

いま現在なにをしているのかというと…

 

「睡眠」に関する本をつくっております!(来年春ころ刊行予定)

 

「睡眠」の世界におけるTop of Topの方による初めての本。

これまでのどの睡眠本にも負けない本に仕上げるべく、編集作業を進めていきたいと思います!

 

なので、最近はもっぱら「睡眠」に関する本のリサーチをしているのですが、

個人的にも気になる本が最近発売されましたので

今回はご紹介いたします。

 

 

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『スリープ・レボリューション』

アリアナ・ハフィントンさん著、本間徳子さん訳、日経BP社さん)

 

なぜ個人的に気になっていたかというと、

今年の春ころでしょうか。

「翻訳できそうな、おもしろそうな洋書はないかなー」

とアメリカのAmazonを探索していたところ、

総合の上位に、この本のオリジナルの『SLEEP REVOLUTION』という書籍がありました。

アメリカの有名ニュースメディア「ハフィントン・ポスト」の創業者が「ビジネスを成功させるうえで、いかに睡眠が大切か」といったことを書いた本書。

結果、アメリカでは15万部売れ、個人的にも「ぜひ読んでみたい!」と思っていたので早速読んでみました。

 

まず本のボリュームに驚かされました!

なんと、400ページ以上!!

本文もけっこう詰まっている印象で、

「読むの時間かかりそうだな・・・」という第一印象でした(資格試験の勉強もあいまって)。

 

で、中身はというと、

研究や論文からの引用がハンパなくたくさんあり、

そこに著者自身の考えや経験を織り交ぜて「睡眠の大切さ」を訴えていた、

という感じです。

 

巻末の注だけで48ページもあることから、その参考文献の多さがうかがい知れると思いますが、

よく言えば「それだけ信頼できる本」、悪く言えば「著者オリジナルの主張が薄い本」といった感じでしょうか。

ここは私自身気をつけている部分で、

できるだけ著者さんオリジナルの研究やデータから、

著者さんにしか語れない言葉を引き出すように心がけています。

ただ、興味深い研究結果もちらほら見受けられ、

「思い出せなかったことを思い出す確率は、睡眠によって2倍近くに高まる」等

思わず線を引いた箇所もありました。

 

また、「覚醒のために睡眠がある」「睡眠は、脳の、脳による、脳のためのもの」といった「眠りに関する、ぐっとくる格言」もけっこうあって、

睡眠への認識を改める良い機会にはなるかな、と感じました。

 

なお巻末付録として「睡眠の役立つアプリ」や「マットレス」、「睡眠を大事にしているホテル」なんかも載っていますが、正直それらを取り入れるのはなかなか難しいかと。。(とくにホテルは海外のものばかりなので)

社会的にも「睡眠改善」の機運が高まっていることは感じられます。

 

膨大な量なので、読むときは腰をすえてじっくり取り組むことをオススメいたします。

 

 

徒然なるまま感想文46『最強の働き方』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

前回の更新からしばらく時間がたってしまいました。。。

 

じつは、韓国はソウルに海外出張に行っておりまして

現地の出版事情や書店さんなんかを見て回ったりしておりました。

 

「韓国レポート」的なのはさておき、

最近読んだ本が、結構グローバルなことを舞台に活躍してきた著者さんの本でして、

よく世界で戦うビジネスパーソンの例が出ていたのが非常に印象的でした。

というのも、たしかに韓国の「働く人」たちはみな、

共通してその姿勢をすごく持っていたからです。

 

その本とは……

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『最強の働き方』

(ムーギー・キムさん著、東洋経済新報社さん)

 

最近だと、『一流の育て方』(ダイヤモンド社さん)が10万部を突破してベストセラーになっていた、ムーギー・キムさんの新刊。

よく書店さんでも大きく取り上げられているので目にした方も多いのではないでしょうか?

 

じつはこれからつくる本のリサーチもかねて読んでいたのですが、

この本、すごいですね!

何かひとつ「最強の働き方」ができる、カチッとしたメソッドがあるのではなく、

世界の第一線で活躍する人はどんなことを心がけ、そしてどんな行動を取っているのかを体系的にまとめた1冊に仕上がっています。

それが300ページ以上!!

「超一流」になるためにはここまで意識しないといけないのか!

と本当にためになりました。

 

私自身、いちばん心に残っているのは

「時間」に対する一流の人たちの考え方です。

 

著者さんが少し時間に遅れたりすると、決まって言われたのが

「この大きなビジネスチャンスを逃してもいいのね?」

「成果を残さなくてもいいのか?」といった言葉。

 

超一流はムダにしていい時間なんて持っていない。

すべての時間に大きな価値があり、ビジネスチャンスが潜んでいる

と本気で捉えていることが伝わってきました。

 

非常に熱のこもった文章で

心が揺さぶられることもたくさんある1冊ですので

まだお読みでない方はぜひぜひ読んでみていただければ、と思います!

きっとモチベーションがアップすること間違いなしですよ!

 

 

『神経クリーニング』3万部突破しました!!

こんにちは、SIRISIRIです。

 

9月なかばに配本になりました、

脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング』

このたびまたまた重版が決まりまして

3万部を突破することができました!!

 

初めての3万部突破、ほんとうにうれしい限りです。

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おかげさまで大変ご好評をいただいているようでして、

「私の体に合っているようで、本書に書かれているメソッドを実践した結果、

 足のしびれがとれてきました

三日坊主の私がやろうと思える本で、買ってよかった」

イキキシニアにはうれしい1冊」等々のお声をいただきました!!

本当にありがとうございます。

 

『神経クリーニング」とはなんなのか、

やるとどうなるのか、をまとめたのが下の画像です↓↓

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次なる「5万部」のハードルを越えて、

なんとか10万部まで駆け上がってくれれば、と思っておりますので

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

毎日新聞「医療プレミア」さんに

 神経クリーニングに関する著者さんの記事が掲載されました!

http://mainichi.jp/premier/health/articles/20161031/med/00m/010/007000c

 

 

☆『神経クリーニング』が続々取り上げられています!↓↓

 ・「神経の長さは72km!神経の若返りで不調が吹き飛ぶ理由」

suzie-news.jp

 

 ・「からだにいいならもうけもの」

blog.goo.ne.jp

 

☆3万部突破!

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徒然なるまま感想文45『荒木飛呂彦の漫画術』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

じつはこれから小説の企画も始めたいなーと思ってあれこれ考えているのですが、

いかんせん作ったことがないので

どこから悩めばいいのかがわかりませんでした。。

ビジネス書や実用書の企画と違い、

メリットがなんなのか、

著者がなにを伝えてくれそうなのか、

が事前に読めないのです。

 

そこで、読んだのが本日紹介する本。

ジャンルは「マンガの作り方」なので、小説をつくるのとは少し違うと思われるかもしれませんが、フィクションをつくるという点では共通項があります。

たくさん勉強になったので、忘れないうちに記したいと思います!

 

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荒木飛呂彦の漫画術』

荒木飛呂彦さん、集英社さん)

 

新書サイズの本書。

帯のイラストでわかるように、荒木飛呂彦さんは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者さんであります。

 

とはいえ、じつは私、『ジョジョ』よんだことがありません!!(恥ずかしながら)

けれど、イラストを見れば、「ああ、ジョジョの人だな」とわかるくらい、荒木さんの絵には唯一無二の個性がにじみ出ています。

 

絵がある・ない、の違いはあるにせよ、

物語を作るときにどのように心がければ、

・より多くの人の心を捉える

・唯一無二の存在

・ヒット作

の3点を達成できるのか、について大変多くのことを学ばせていただきました。

 

まず、漫画には4つの要素があって、

それは

・キャラクター

・ストーリー

・世界観

・テーマ

の4つ。

そのなかでもキャラクターはとくに重要で、

ヒーローはじつは孤独である、という点が鉄則なようです。

 

また、ストーリーというのも、王道的には

つねに「上げ上げ」でいかねばならない、とのこと。

とくに少年漫画の読者は、最後は勝つ、を味わいたいのでここも外せないそうです。

 

本書で1番勉強になり、かつすぐに実行に移したいのが

「身上調査書」。

 

これは、キャラクターの履歴書みたいなもので、

体重や身長、性格から趣味や怖いこと、家族関係など本当に事細かく書く欄があります。

これをあらかじめ決めておくことで、その都度立ち返ればキャラクターにブレがなくなります。

 

これは物語をつくるときにも使える!と感じました。

早速実践してみます!

 

ジョジョ』は王道漫画であり、その背景を知れば「王道」の生み出し方がわかるーー

というのが本書の特徴であり、主張かと思います。

 

ジョジョ』が好きな方も、

漫画が好きな方も、

それにそうでなくても、

王道の生み出し方にはビジネスのヒントがたくさんあると感じましたので、

本書はたくさんの人が楽しめるのではないでしょうか。

 

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続々重版出来!

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徒然なるまま感想文44『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

本日は、とあるビジネス書を取り上げたいと思います。

よく本をつくるときに

「どこを太字にしよう?」と考えて指定したりします。

 

場面変わってこんな声を見たり聞いたりします。

「良い本だったから線をいっぱい引いた!」

「ドックイヤーいっぱいした!」

 

とくにビジネス書は、自分のためになったと思ったところに線を引いたご経験あるのではないでしょうか?

最近、この「本に線を引く」という部分にフォーカスを当てたビジネス書が出ました。

「線の引き方次第で、その本からどれだけ学べるかが変わる」

読者として、そして編集者として非常に勉強になりました。

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『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』

(土井英司さん、サンマーク出版

 

カバーにも赤い線が「ス~ッ」と入っている本書。

 

著者さんは、これまで2万冊以上のビジネス書を読み、

そしてメルマガで書評を書き続けてこられている

ビジネス書界では非常に有名な方。

アマゾンのバイヤー時代には、目利きして仕掛けた本がことごとくヒットしたそうです。

 

ビジネス書のどこに線を引けば学びが多くなるのか、

さらに学びが多くなる読書の仕方(本の選び方)とはどのようなものなのかが

きれいに解説されています。

 

まず、引く「線」は1冊の本につき1本

こんな読書が自身を深め、未来を切り開いていくのだそうです。

 

「そうだ!自分の考えはやっぱりあってたんだ!」

という箇所に線を引くのではなく、

自分の考えとはちがうところ、

新しい発見や役に立ったところに線を引かなければ意味がない

というところは再認識でした。

 

 また、どんな本は学びが多いのか、

その選定術は編集者として勉強になるところがたくさんありました。

なぜなら、いまつくっている本が「手にってよかった」と思ってもらえるかどうか

不安になったら、本書に書かれている要素に立ち返ればいいから。

そんな、良い本のひとつの「基準」を得ることができました。

 

ざっと例を挙げますと、

・膨大なデータに立脚した本

・経営者本なら、著者は起業者か中興の祖。外資系企業本は要注意

・「固有名詞」の多い本

・著者は「一流の変態」

・冒頭の数ページで「いい線」が引けそうな本は買い

・箇条書きは良書の証

などなど

 

かなり具体的に「良書」の特徴が挙げられていました。

これは今作っている本に活かさねば!!と強く再認識した次第です!

 

ビジネス書の読書とは、

「知っていること」に深みをつけるか、

「知らないこと」を身につけるか。

この2種類である。

 

この一文、

私が忘れかけていた大事なことだと直感しました。

 

久しぶりに読んだだけで身震いを何度もした本で、

強くオススメします!!

 

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またまたまた重版かかりました!!

先日2度目の重版がかかりました

脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング』

おかげさまで引き続きご好評をいただいておりまして

このたび、

またまたまた(3度目&4度目)の重版がかかりましたー!!

 

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どんどん広まってくれていること、本当に嬉しく思います!

誠にありがとうございます!!!

 

「脳を若返らせる」「自律神経を整える」といった言葉は定着していますが、

じつは「神経を若返らせる」ことがとても大事で、

それによって

高血圧高血糖、肩こり、腰痛、頭痛、ひざ痛

めまい、ふるえ、耳鳴り

認知症、便秘、生理痛、老眼、眼精疲労……などなど

あらゆる不調が遠ざかる。

 

そんなことをお伝えしております。

知られざる神経と健康についての関係をあますことなくお伝えしておりますので、

どうぞよろしくお願いいたします!