SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文61『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

今日は、少し前(2010年)に刊行されたビジネス書で、

「60万部」を突破したベストセラーをご紹介したいと思います!

 

「9割」ブーム、そして「ディズニー」ブームの火付け役といってもいい本書。

 

刊行時期が少し前なので、

今は言い尽くされてることもありますが、

逆にいうと、その基礎を築いたともいえる1冊です。

 

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『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』

(福島文二郎さん著、中経出版さん)

 

タイトルの「9割がバイトでも~」という文言は、

ほんとうに素晴らしいネーミングだと思います。

 

「え!?そうだったの!?」「どういうこと!?気になる!!」という気持ちを

喚起させる意図がバチッとはまったネーミングなのではないでしょうか。

 

いまや、たくさんの「ディズニー×ビジネス」本が書店さんに置かれていますが、

本書はその”魁的”1冊。

著者さんはオリエンタルランドに1期生として入社し、

その後、コンサルタントとして独立された方になります。

 

本書では、「ホスピタリティ・マインド」の重要性が説かれていて、

要約すると、

「教える側にしっかりとそのマインドが植わっているから、

バイトであってもぶれずに・自主的に・適切な行動ができる」

といった内容でした。

 

印象的だったところ、メソッドとして使えそうだと感じた点としましては、

 

・ディズニーでは「叱る前にほめる」「叱った後にフォローする」

人は自分が扱われたように人を扱う。だから、ディズニーでは、先輩がゲストと同じように後輩を迎える

思いやりに行動がプラスされてはじめて、相手は感動する

・後輩にスモールステップをもたせることが重要

 

などなどでした。

 

「人材育成本」としては本当に読みやすく、

かつ基本中の基本のことが、ディズニーの例を通じて学べる構成となっております。

 

「考え方」本というのは、ややもすると「精神論」っぽく感じてしまうこともあるのですが、本書はあくまで「メソッドとしてのマインド」が語られています。

ぜひ、「すぐに、そしてこれから使えるマネジメント本」として、

1冊手元に置いておくのはいかがでしょうか。

 

 

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