徒然なるまま感想文34『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』
感想文、アップするの約3カ月ぶりとのこと・・・
この間、まったく本を読んでいなかったわけではなく、
以前と変わらず3日に1冊くらいのペースで本は読んでおりました。
なのでストックがたくさんある、という感じでございます。
ただ、『脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング』の責了作業等に追われておりまして、なかなか記事をアップできませんでおりました(すみません)。。
じつは、このたび「コミュニケーション本」もつくることになりまして、
現在、読者層のリサーチや本の方向性、そして類書の研究をしております。
そんな中で出会った1冊を今日はご紹介したいと思います!
『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』
著者の吉田さんは、ラジオなどに主に出演されている
現役アナウンサー。
その方が書かれたコミュニケーション本になります。
1~2年前かなり売れた本なのですが、
この本が売れた大きな理由にあるのが
巧妙な読者設定
だと感じました!
コミュニケーション本って、
それこそ五万と世の中にはあります。
だけど、そのほとんどが
「コミュニケーションをうまくできるようになって出世したい!」
「お金を稼ぐ」
といった、
いわば少し意識高い系の人向けの内容がほとんど。
けど、コミュニケーションで悩んでいる人って
そこでつまづいているわけではないように思います。
そう、コミュニケーションで悩んでいる人というのは
その多くが「コミュ障」で悩んでいるのではないでしょうか
この本は、そんな
コミュニケーション偏差値がきわめて低い人向け(聞こえは悪いですが)
に作られています。
そんなハードルの下げ方が絶妙だなと感じたのが
読者の設定として
「エレベータで2人きりになったとき、
会話をしようかしまいかどぎまぎしてしまう」
という設定。
これ、読んだ瞬間に
「ああ、あるある!」
と思いました。
もう、こう思わせた瞬間、この本の勝ちですよね。
てなわけで、装丁もとっつきやすい、
ビジネス感を押さえたデザインになっているのだと思います。
実戦向きかと言われるとそこの部分は70~80点くらいですが
合間合間に喋り口調が入ってきたりして、
楽に読めるコミュニケーション本なので、
興味がある人はぜひ中を読んでみてください!
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