『お金×時間術』本企画、責了!!
これまで、いろいろ進行中の企画について書いてきましたが
本日、目下進行中でございました
「お金×時間」本を本文、付物ともに、
なんとか責了することができましたー!!(パチパチ)
付物?責了?
何となくおわかりの方もいるかもしれませんが、
本のつくりというのは、
「中身」と「外見」を同時進行的ではありますが、
別々に進めていきます。
中身を編集していって「外見」イメージをデザイナーさんに伝えることもあれば、
「外見」から案をつくって、それに「中身」をちょっとずつあわせていくこともある、
ざっくり言うとこんな感じですかね。
ですので、
・本文(ほんもん)……おもに本の中身のこと
・付物(つきもの)……本の外見(カバー・帯・表紙・トビラ・見返し等々)のこと
を指しています。
ちなみに、よくカバーを「表紙」といっている人も多いのですが、
通常カバーをとって現れるのが「表紙」となります。
この辺はまた後日改めて書ければ、と思います。
で、責了という言葉ですが
これは「手離れになったよ―」ということです。
本の編集作業が完了し、無事自分の手元から離れていき、
あとは本が完成して市場に出るのを待つだけ。
これがいまの「時間術」本とわたくしの関係でして
(冷え切ってしまった感じもしますが・・・)、
「編集作業は完璧なんだから、このあとミスが起きてもそれはわたくしの責任ではないですよ~」
といった意味も「責了」(責任校了)という言葉には含まれているようです。
まあ、「責任もって校了(編集業務遂行)しました!」
っていったほうがキレイだとは思いますが……
とかなんとか言ってますが、
ことわたくしに限っていいますと、
「時間術」本がなんとか責了したわけであります!!
この「責了」という言葉、やっぱりこの日を迎えられるとホッとするわけであります。
というのも、編集作業中はいろいろなことが頭をちらつき、トラブルが発生します。
「ゲラの作業がスケジュールに間に合わない!」
「なんでここで誤字脱字が発生するの・・・・・・」
「組版(文字をゲラに落とし込んでくれる人)はしっかり赤字を反映してくれているだろうか」
「著者の赤字は多くないかな・・・・・・」
・・・・・・
挙げ出すとほんとキリありません。
ただ、これらの困難を乗り越えたすえに、
ようやく「責了日」が待っているわけです。
まだ本が発売されたわけでも、売れたわけではありませんが、
やはりここでは一段落。
「なんとかスケジュール通りにこなせて、発刊も遅れずにすんでよかった~」と
一息つけるわけです。
(発刊が遅れてしまうと、営業さんや製作さんなどの会社にも迷惑がかかりますし、
印刷会社・製本会社さん、そしてなにより書店さんと待っていただいているお客さまに
ご迷惑をかけてしまうことになるので一大事です)
そういうわけで、スケジュール遅れが発生することなく進められた今回の本。
今後はちょくちょく裏話的なのも解放していきたいと思います!