SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文66『まんがでわかる 伝え方が9割』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

今日は、最近話題になっているコミュニケーション本を読みましたので、

さっそく取り上げたいと思います!

 

いつ読み始めたかというと、じつは昨日の21時から。笑

とはいえ、別に徹夜して読みふけっていたわけではありません。

24時には寝ておりました(スタンフォード式 最高の睡眠』をつくった身としても、6時間睡眠は確保したいので)

 

なぜ、それだけ早く読めたかというと、

本書がコミック版のためです。

 

じつは私、コミック版の書籍を読んだことはこれまで読んだ

ことなかったのですが、今回初めて読んでみて本当に勉強になりました!

 

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『まんがでわかる 伝え方が9割』

(佐々木圭一さん著、大舞キリコさん作画、ダイヤモンド社さん)

 

大ヒットした、シリーズ100万部突破したあの『伝え方が9割』のコミック版。

もちろん原版の『伝え方が9割』も読みまして非常に勉強になったのですが、

そのときはまさか「この本がマンガになる」だなんて思いもしませんでした。

 

じつはビジネス書を研究していると、

この「コミック版」という分野がここ数年、非常に盛り上がりをみせています。

ただ最近の傾向として多いのは、「わかりやすい本を、コミックにする」というもの。

 

コミック版といえば、以前までは、「やや難しいとされていたものを、マンガにしてわかりやすくしましたー!!!」という売られ方が多かったように思います。

『7つの習慣』『思考は現実化する』のように)

 

しかし最近は、原版がそもそもわかりやすい本であっても、コミック版にすることで「本を読まない」層に届くようにする――

本書をはじめ、

そんな「届き方」を変えて、内容の難しさに問わず、ベストセラー本を広げていく

というのが大きな流れとしてあるように思います。

 (『マンガで人生がときめく片づけの魔法』『マンガでわかる 超一流の雑談力』など)

 

もともとの『伝え方が9割』も本当にわかりやすくて勉強になったのですが、

コミック版になったことで、ストーリーが加わって、より前のめりになって読める感じがしました。

 

主人公の五十嵐舞はとある出版社に勤め、雑誌『BB』の編集をしている女性。

この女性が「伝え方」がまずかったことで、最初にいろいろなトラブルに巻き込まれるのですが、これが本当に「あるある」で、「こういうことって、本当にあるよな!」と強く共感できました。

この、「悩み」の部分に共感できることは非常に大事で、

「自分の事、わかってくれてる」感、「この本はわかってくれている」感があることでページをめくる原動力になるような気がします。

 

そんなトラブルとは……

・仕事相手の準備が遅くて「あの~そろそろ~」と伝えようとしても、

 相手は早く動こうとしない

・デザイナーさんにデザインの変更をお願いすると、個性の強さゆえ、

「ケチをつけるのか!」と言われて、電話を切られる

・「なんで、私があの子より扱いが悪いのよ!」と大物モデルに文句をつけられ、結果雑誌の登場順を変更するはめに…

などなど、です。

 

そんな舞が偶然出会ったのが、オネエのマリア。

マリアが「伝え方の極意」を舞に伝えていく、というストーリーになっております。

 

「伝え方」の内容に関しては原版とまったく同じで

・YESをNOに変える3つの技術

・YESに変える7つの切り口

・強いコトバをつくる技術

がストーリーに沿って教えられていく、という展開です。

 

非常にわかりやすい構成で、かつ「おもしろさ」が非常にプラスされていた印象です。

 

「おもしろいし、勉強になる!」そんな理想的な本書だと思いますので、

詳しくはぜひ、お読みいただければ、と思います!!

 

 

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