徒然なるまま感想文65『誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』
こんにちは、SIRISIRIです。
今日は2009年7月に刊行され、ベストセラーになった
コミュニケーション本を取り上げたいと思います。
コミュニケーション本をこれからつくろうとしておりまして、
過去売れた本を随時チェックしております。
数年に1回、大ヒットが出ると言われている
コミュニケーション本。
この本はその中で、どんな特徴があって売れたのか、
分析してみました。
『誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』
(野口敏さん著、すばる舎さん)
拝見したところ、なんと50万部以上売れているとのことでした!
(すごいですね~)
「企画は仮タイトルが大事、本もタイトルが大事」
と思っているのですが、
タイトルをどう見せるのか、は装丁にかかっています。
そこでこの本のカバーをみてみると、
「誰とでも」や「15分以上」よりも、
「会話がとぎれない!」の部分が非常に目立つデザインとなっていますよね。
ということは、この本の売りは、この「とぎれない!」の部分であって、
ここにより多くの人が共感したんだろうなー
と感じました。
コミュニケーション本で大事なのは、
この「悩み」や「どうなれるのか」をより具体的にすることだと思います。
単に、「会話がうまくなります」ではコミュニケーション本としてはボヤッとしすぎで、
「会話がとぎれない!」のように、
「ありそうでなかった」実感をともなった悩みである必要があるんじゃないかなー、と改めて感じました。
そういう意味では、
おそらくこの本が出る前に、
「会話が途切れない」にフォーカスした本がおそらくなかったため、
このタイトリングで受けたんだと思います。
で、肝心の中身ですが、
少し前の本ですので、割と今はよく言われていることが書かれていた印象でしたが、
逆にいうと、「今の定説はこの本スタートなのか!?」とも思いました。
まず大前提として、
「会話は”気持ち”のキャッチボールである」
とこの本では定義されています。
つまり、自分の気持ちをちょっぴりオープンにし、相手の気持ちに働きかける
ようなコミュニケーションができれば「会話は途切れない」と。
そのためのノウハウが66個書かれている、という構成でした。
具体的には、
・語尾は「~でしょうね」の相づち系なら会話は途切れにくくなる
・こんな「オウム返し」で、会話は返ってくる
・誰でもとっつきやすい「天気の話題」を重宝しよう
といったところが、いろんな意味で印象的でした。
(ネタバレにならないためにも、あえて大雑把に取り上げたいと思います)
とくに、「でしょうね~」の部分は、
「なるほど~、その発想はなかったな~」と思った部分で、
早速試してみようと思います。
コミュニケーション本にかんしては
どんどん新しい本が出てきているので
気軽にそちらを試していただければ、と思うのですが、
もし、「どんな本が過去売れていたんだろう?」と気になる方はぜひチェックしてみてください!
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