徒然なるまま感想文57『人生を変えるモーニングメソッド』
こんにちは、SIRISIRIです。
今日は、「最近のベストセラー」読書の一環として、
つい最近出たばかりのある1冊を紹介したいと思います。
「最近出たばかりなのに、なぜベストセラー?」と思われたかも知れませんが、
じつは本書、翻訳本で、アメリカではすごい売れている本なのです!
それも、ちょっと変わったバックグラウンドを持っている本でして・・・
これから話題になるかも?な、日本に上陸したてな本を取り上げたいと思います!
『人生を変えるモーニングメソッド』
(ハル・エルロッドさん著、鹿田昌美さん訳、大和書房さん)
帯に「世界20ヶ国で大流行!」と書いてあるように、
海外(とくにアメリカ)では話題になっている本書。
原書のタイトルは『THE MIRACLE MORNING』で、
その売れ行きは翻訳書担当者の間でも話題になっていました。
というのも、
じつはこの本、自費出版(Self publishing)でして、
「自費出版本で20万部を突破した本がアメリカにある!」
ということで注目を集めていたのです。
それが大体、昨年の春~5月くらいだったでしょうか?
「どこの出版社さんが権利を買ったんだろう?」
「どんな内容なんだろう?」
と翻訳版が出るのを楽しみにしていたところ、
一昨日偶然書店さんで発見、迷わず購入してみました。
で、気になる内容ですが・・・
ものすごーく個人的な感想として述べさせていただくと、
「よくある自己啓発本かな~」
というのが正直な感想でした。
「朝、早く起きれば人生は変わる!」
「瞑想やアフォメーションで人生は変えられる!」
「”どうなりたいのか”、”なぜそうなりたいのか”をまずはつきつめて考えよう!」
といったことが書かれていたのですが、
精神論ベースで、科学的エビデンスがやや不足気味に感じました。
(もちろん、著者や周りの人の成功体験という「体験というエビデンス」はあります)
(あと、お決まりのように「マインドフルネス」についても言及されていたのですが
マインドフルネスもかなり言い尽くされていて、大ブームにはなっていないけど、新鮮みがなくなってきているようにも感じています)
「最高の自己啓発タイムは朝」
というのも何となくこれまでにも言われていたことだったので、
「この本が売れた背景には、なにか朝の新たな効用が科学的に見つかったからなのかな」
と思っていたのですが、どうもそういうことではないようです。
ただ、文体自体は非常に読みやすく、
著者の「体験」もなかなかユニークでオリジナリティあるものでした。
「ど真ん中な自己啓発書」であることは間違いありませんので、
自己啓発書が好きな方は、海外での売れ傾向を体感する意味でも
手に取ってみてはいかがでしょうか?
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