SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文53『自分を操る超集中力』

こんにちは、SIRISIRIです。

 

本日は、「25万部突破!」と帯にある、

「集中」に関するベストセラー本を取り上げたいと思います。

 

2016年5月に初版発行とありますので

かなりのスピードで売れているようです。

 

脳科学や心理学的な観点から「集中力」について考察し、

かつ実践的な「集中力」を高めるためのメソッドを紹介してくれる本書。

著者は、テレビに引っ張りだこな「あの方」ですが、

「集中力」というテーマと著者が見事に組み合わさった1冊だと思いました!

 

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『自分を変える超集中力』

(DaiGoさん著、かんき出版さん)

 

著者はテレビでも大活躍中のメンタリスト「DaiGo」さん。

DaiGoさんと「集中力」という企画テーマのかけ算が絶妙だな~、と思っておりまして、

というのも、集中力はDaiGoさんの「専門ど真ん中」かと言われると、そうではないと思えるからです。

 

よく、著者さんの専門から本の企画を考えてしまいがちなのですが、

絶妙にその専門からずらしたとき、本当におもしろい企画が生まれる、ということを耳にしたことがあります。

 

DaiGoさんは人の心を読むプロ「メンタリスト」なので、

普通であれば「人の心をどうやって動かすのか」「心を読む技術」といった企画が思いつくのですが、

そこをあえて「集中力」としたところが素晴らしいと思いました!

DaiGoさんなら、たしかに集中力高そうですし、なにか秘訣がありそう。。

そんな確かな期待感も抱ける、「良いズラシ」だからこそ、御著書のなかでも

No1の売れ行きなのではないでしょうか。

(「集中力」って、悩みはそんなに深くなくても興味ある人多そうですしね)

 

本書では、

・集中力とは一体何なのか?

・「疲労」という現象の正体

・集中力を効果的に高める科学的に正しい方法

について述べられています。

 

人の心を見抜くメンタリストさんゆえに、やはり「集中力」に関しては

人一倍気をつけているそうで、

お家の仕事部屋も「集中力を切らさない」ようなつくりになっているのだとか!

(詳しくは本書をお読みいただければ、と思います)

 

個人的に印象に残っているのは、

じつは身近なもので集中力は容易にコントロールできるということ。

 

たとえば「色味」

ぐっと集中したいときには「水色」がおすすめだと書かれていました。

 

さらに、「天井の高さ」によっても集中度合いや脳のモードが切り替わるようで、

天井が高い=創造的、クリエイティビティなモード(アイデア出しなどがGOOD)

天井が低い=集中して作業を進める(ミスチェックや原稿執筆などがGOOD)

とのことでした。

これは、本当に意外というか、「へえ~~、そうなんだ!!!」と思いました。

 

科学的エビデンスに基づいた、納得感のある本書。

「集中力を切らさないための時間配分の方法」や「疲労が劇的に取れる休み方」など、

読んだらすぐに実践出来るメソッド満載ですので、

ぜひ気軽にお読みいただければ、と思います!