徒然なるまま感想文45『荒木飛呂彦の漫画術』
こんにちは、SIRISIRIです。
じつはこれから小説の企画も始めたいなーと思ってあれこれ考えているのですが、
いかんせん作ったことがないので
どこから悩めばいいのかがわかりませんでした。。
ビジネス書や実用書の企画と違い、
メリットがなんなのか、
著者がなにを伝えてくれそうなのか、
が事前に読めないのです。
そこで、読んだのが本日紹介する本。
ジャンルは「マンガの作り方」なので、小説をつくるのとは少し違うと思われるかもしれませんが、フィクションをつくるという点では共通項があります。
たくさん勉強になったので、忘れないうちに記したいと思います!
『荒木飛呂彦の漫画術』
新書サイズの本書。
帯のイラストでわかるように、荒木飛呂彦さんは『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者さんであります。
とはいえ、じつは私、『ジョジョ』よんだことがありません!!(恥ずかしながら)
けれど、イラストを見れば、「ああ、ジョジョの人だな」とわかるくらい、荒木さんの絵には唯一無二の個性がにじみ出ています。
絵がある・ない、の違いはあるにせよ、
物語を作るときにどのように心がければ、
・より多くの人の心を捉える
・唯一無二の存在
・ヒット作
の3点を達成できるのか、について大変多くのことを学ばせていただきました。
まず、漫画には4つの要素があって、
それは
・キャラクター
・ストーリー
・世界観
・テーマ
の4つ。
そのなかでもキャラクターはとくに重要で、
ヒーローはじつは孤独である、という点が鉄則なようです。
また、ストーリーというのも、王道的には
つねに「上げ上げ」でいかねばならない、とのこと。
とくに少年漫画の読者は、最後は勝つ、を味わいたいのでここも外せないそうです。
本書で1番勉強になり、かつすぐに実行に移したいのが
「身上調査書」。
これは、キャラクターの履歴書みたいなもので、
体重や身長、性格から趣味や怖いこと、家族関係など本当に事細かく書く欄があります。
これをあらかじめ決めておくことで、その都度立ち返ればキャラクターにブレがなくなります。
これは物語をつくるときにも使える!と感じました。
早速実践してみます!
『ジョジョ』は王道漫画であり、その背景を知れば「王道」の生み出し方がわかるーー
というのが本書の特徴であり、主張かと思います。
『ジョジョ』が好きな方も、
漫画が好きな方も、
それにそうでなくても、
王道の生み出し方にはビジネスのヒントがたくさんあると感じましたので、
本書はたくさんの人が楽しめるのではないでしょうか。
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