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SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文32『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』

昨日はわたくしの書店さんのまわり方についてお書きしましたが、

本日は読みやてほやほやの書籍を取り上げたいと思います。

 

「心理学系の書籍もつくってみたい!」という思いが以前からありまして、

そんなとき、ふと店頭で目に止まった本がありました。

 

「なんかすごそうなことが書かれているし、

タイトルに”心理学”って入っているから気になる・・・」

こんな感じで非常にわくわくしながら購入し、

研究もかねて読み始めた作品です。

 

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『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』

(ブライアン・R・リトル著、児島修さん訳、大和書房さん)

 

「ハーバード」×「心理学」という図式を売りにしている本書。

「心理学系の本を読みたい」と思っていたわたくしは、

その図式にうまいこと引っかかったというわけです。

だって、あの「ハーバード」ですよ。。

そりゃ、おもしろそうだし、気になるじゃないですか・・・・・・

 

で、読み進めていったのですが、

これがなかなか難しい

優しそうなおじさんが帯にいて(おそらく著者さん)、

なんだか読みやすそうな空気もあったのですが、

翻訳書ならではといいましょうか、

いったん「翻訳」というワンクッションを置いている分、

なかなか頭にすっと入ってこなかったり、

「あれ、なんだっけ?」とすぐに前の事柄を忘れてしまっていたりして

結構読み進めるのに力がいりました。

 

読み進めるのに労力が要する本って、

たいていの場合、苦労して読み終わったあとに残るのは、

「で、何が言いたかったんだ?」

という「本の結論がわからない」問題や、

「あれ、この本で大事なことってなんだったっけ?」

という「大事なこと、あった記憶あるけど忘れてしまう」問題

 

この本も、読み終わった今、若干この状態に陥っているのですが、

それでも「大事だな~」と思う点があったので、書いておきたいと思います。

 

この本の主題は「性格」×「私」というテーマを通じて、

「私は”私”を越えられるか?」というものだと思います。

内向的な人も、明るく快活な人に変われるのか、

反対に外向的な人は、思慮深い人になれるのか――

これについて、著者が開発した「パーソナル・プロジェクト」なるものを通じて考察していきます。

 

ハーバード大学教授である著者自身、

もともとは森の奥でひっそりと暮らす「超内向型」の人間だそうですが、

大学の講義やプレゼンテーションでは、そう求められて「超外向的」になるそうです。

では、やっぱり人間は性格の壁を越えられるということになりそうですが、

はたして”別の私”になるときにはどんな力が働いているのか――

これが、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしながら考察されている、

というのが大まかなストーリーです。

 

本書の最後のページ(「あとがき」の前)に、この本を要約するような言葉がありました。

「これからは、自分は複数の自分で構成されていることを知り、そうしている自分を許そうとしてみてください」

きっとこれが、著者のブライアンさんが一番伝えたかったことなんじゃないかな、と思いました。

290ページの旅の果てに着いた、

なかなか素敵なメッセージだと思います。

 

この考察の過程で、編集者にとっても大事なんじゃないかと思った一文がありました。

「クリエイティブであるには、新規性実用性両方が必要なのです」

なかなか深い言葉でグッと刺さりました。

 

あと、おもしろかったのが、

アメリカ人でも「超内向型」の著者は、

昼休みの過ごし方として「外向的」な人ばかりが周りにいるときには、

トイレの個室にこもる、という話です。

「トイレでお弁当を食べて、”ぼっち”だと思われないように振る舞う」

という人もいると以前話題になっていましたが、

アメリカにもいるんだ~、ということを知って、

”ぼっち”は割と地球上どこにでもある問題なんだなと感じました。

 

ちなみに、あるときトイレにこもっていると

ドアの下のスキマから自分のズボンとベルトが丸出しだったようで、

隣の個室に入った「超外向型」の人(靴音でその人だとわかるくらい、超明るい方だそう)に「ブライアン教授ですよね!」と話しかけられたとのこと。

それ以来、個室では足を上げてこもっているそうです。

 

なかなかユニークな話とかもあったりする本書。

読み進める力を鍛えるというプラス点(?)もあるような気がしてきたので、

是非チェックしてみてください!

 

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