作るべきは「良い本」か「売れる本」か
今日もお読みいただき、ありがとうございます!
SIRISIRIです。
『毎日定時』にとって、今週末の動きが
重版をかけられるかどうかの大きな分かれ目になりそうです。
どうか、重版をかけ続けられるよう、
飛躍の週末になりますように。
と、祈りながら
今日は編集者として本を作っている中で、
・どこを目指しているのか
・何を大事にしているのか
といった、結構大きなことについて書きたいと思います。
「良い本」と「売れる本」、どっちを作る?
「『良い本』と『売れてる本』、どっちが読みたいですか?」
と聞かれれば、おそらく
「良い本」と答える人も多いかと思います。
それは「”自分にとって”良い本だから」と自分事として捉えられるのが
「良い本」だからです。
「売れている本」「売れる本」というのはあくまで作り手側、売り手側の目線に立ったときの話であって、要はアピールポイント。
ですので、あくまで他人事であって、自分事にはなりません。
わたくしも学生時代、出版社に入ってどんな本を作りたいかと思っていたかというと、
「良い本を作りたい!」と考えていました。
もちろん、仕事として取り組むには利益を出さなければいけないのですが、
そこも「『良い本』だから『売れる本』になりうるんだ!」と思っていたわけです。
で、それから2,3年がたった今、どう考えているかというと、
「100%、売れる本が作りたい!!」と断言できます。
ちょこちょこ書いていたように、
売れなきゃ意味がない!くらいにさえ、思っているくらいです。
こう言ってしまうと、あまりに商売至上主義過ぎて
お金にしか目が行っていないように思われるかもしれませんが、
「良い本が売れる」のではなく「売れる本が良い本」
という順序に気づかされたのです。
「売れないけど良い本」というのは世の中にじつはたくさんあります。
それは編集者同士の間では評判なんだけれども、
実売が上がってこない本であったり、
編集者自身が「完璧!」と思っても、なかなか売れない本であったり・・・
みなさんにも「良い本なんだけど,なんでみんな知らないんだろう?」
と思っている本があるのではないでしょうか?
売れる本には必ず理由があります。
それは「なにかが良かったから売れる」のです。
この「良かった」というポイントですが、
なかなか「中身がよかった!」というだけでは本は売れません。
というのも、読み終わるまでにはやはり時間がかかりますし、
それが広まるとなるとかなり時間を必要とするからです。
であるならば、初速の良い本の「良かった」ポイントとしては、
・タイトルが良かった
→「読んだらこうなれる!」というベネフィットが簡潔に示されている
「ありそうでなかった」本である など
・装丁(カバー)がよかった
→「カッコいい」「手元に置いておきたい」という気持ちを起こさせる
タイトルがみやすい など
・中身がよさそう
→本文が読みやすそう
「はじめに」がよかった など
・プロモーションがよかった
→読者のみなさまの購買心を事前に高められていた
発売直後から、広告やテレビ宣伝などがあった など
・書店さんですぐ目につく位置に置かれていた
→営業さんが書店さんにしっかりアプローチしていた
販促物(POP)に力が入っていた など
といった要素が考えられます。
少なくともわたくしはこういった要素を踏まえて本づくりをしていき、
「売れる本」を作っていきたい!とずっと思っております。
部数的には、100万部以上!を第一目標としております。
(高く大きい壁ではありますが、あくまでも第一目標です)
そもそも、いくら「良い本」であっても
売れなければ広まりませんし、
それだとあまりにもったいないです。
もちろん、つくるときには「内容的にベストなものを」と思っておりますが、
それも「売れる」ことを目指してやっていること。
「売れるためにはどうすべきか」を考えながら
今日も一日頑張ります!!
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