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SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

本の帯とAmazon問題。

以前、本の帯に関して書いたとき、
最近はカバーに帯を直接印刷するような形の
カバー・帯一体型や、
帯をとると別の文言がカバーに書いてある
帯取ってもカバーに帯みたいなこと直接書いてる型
が多いことを記しました。

では、なぜ、そのような本の作りをしているのでしょうか?
・「帯をとるのが面倒だ」「帯なんていらない」という人の気持ちを逆なでしないため
・帯の裏にも言葉を書かないともったいないから
なのでしょうか??

これは編集者によっても、会社によっても異なるところはあると思うのですが、
大きな理由としては
Amazon対策
というのが挙げられると思います。

いまやリアル書店と並んで、Amazonでの本の売れも見過ごせません。
また、Amazonのランキングで上位に上がれば、リアル書店での売れも上がるような効果もあります。

そんなAmazonの本の販売なのですが、
多くの本が帯をとった状態で売られているのをご存知でしょうか??

これは、
Amazonから宅配されると帯のない本が届くというのではなく、
Amazonでその本のページに飛んだとき、1番最初に表示される画像が帯なしの画像である、
ということです。

実際に見てみると、
f:id:SIRISIRI:20160605195117p:image
こんな感じで帯なしで表示されてます。

個別ページに飛ぶと、
f:id:SIRISIRI:20160605195248p:image

こんな感じで、引き続き帯なしの画像です。
この画像を横にスライドさせると、
帯あり
の画像も出てくるのですが、
なかなかその一手間を期待することは難しいです(そもそも帯を見たい!というお客様のニーズはあまりないと思いますし、帯はたまたま目に入ったときに相乗効果をもたらせるように作られているからです)
まあ、わざわざ帯みたい!というお客様は少ないですしね。
帯は巻かれているからこそ見られるのであって、帯のあるなしは必要十分条件ではないのです。

しかし、編集者としては帯に力を入れてますし、
実際良い帯のキャッチコピーだと本の売れを後押しすることはできます。

なので、Amazonのトップ画像で帯なしの画像が表示されるのは結構痛いことなのです!
(書店で帯なしで売られているようなもの)

この対策として、
・初めから帯をカバーに印刷する
・帯取った形でも、別の文言を入れるようにする
等の対策が取られているのです。
こういった対策を出版社がとるぐらい、
Amazonの売れは見過ごせなくなっているということでもまります。

もちろん出版社さんによっては、
初めから帯ありの画像が表示されてることもあるので、
一体どうやってるんでしょうか。。
非常に気になります。

もちろん、コストカット等の面もありますが、
本の帯からもAmazonの脅威がわかるのでしたー