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SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文15『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』

こんにちはー、SIRISIRIです。

 

じつは昨日深酒をいたしまして、

本当に久しぶりにフラフラになってしまいました。

 

お酒はもともとそんなに強いほうではありませんでしたが、

飲む量が少ないから「2日酔い」的なことは経験したことがありませんでした。

けれど、今日は朝から頭が超痛い……

ズキズキする感じっていうんですかね~、なんとも気だるい感じが抜けません。

仕事をしようにも頭が回らず、どうしたもんか……

あまり考える力が今日は発揮できそうにありませんので、

ゆるーく最近読んだ本の中ではわりと上位に本を取り上げたいと思います。

 

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『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』

(浅枝敏行さん、東洋経済新報社さん)

 

この本を手に取ったのは、去年の夏の終わりごろだった気がします。

ぶらりと立ち寄った本屋さんで目に留まって即購入を決めました。

で、どこに惹かれたのかというと「本の装丁」

「なんか素敵な本だな」と思い、

部屋に置いておきたい、とインテリア的にも良さげだったので買いました。

それにタイトルを見て中身も気になりましたし、

ビジネス書なので今後の本づくりの参考にできれば、ということも

購入動機には含まれています。

 

で、読み進めていったのですが、

ビジネス小説チックなつくりになっていて、

内容がめちゃくちゃおもしろい!

ストーリーがとてつもなくおもしろくて、読むのが毎晩楽しみでしかたなかったほどです!

 

気になるストーリーですが、

ノンフィクション小説なのでネタバレ防止のため詳述はしませんが、

会社(部署)の業績を立て直すため、主人公たちは「アフリカに蚊帳を売る」作戦を立てます。

それは、既存のアフリカの蚊帳には、蚊の侵入が防ぎきれないなどの弱点が多々あり、

いまの会社の技術をつかえば、弱点をすべて補った蚊帳をつくることができ、

社会的にも意義高いといった背景がありました。

しかし、実現までには越えなければいけない険しい山がたくさんあり、

・どうやってその技術を蚊帳に応用するのか?

・アフリカで売れるのか?

・アフリカでどうやって売るのか?広めていくのか?

・アフリカの人たちにどうやって認知させていくのか?

・輸送費などのコスト面では、どうやりくりしてベネフィットを最大化するのか?

といった問題が次から次へと主人公たちのもとへと訪れます。

長年の闘いのすえ、主人公たちははたして

「アフリカで蚊帳を売る」ことに成功するのかどうかーー

ざっとこんな感じで本は進んでいきます。

 

この本で学べたことは、

マーケティングの大事さ、方法論について

でした。

編集者が企画を立てる際にもマーケティング的な考え方をしなければならず、

・この本はどれだけ売れそうか

この著者に反応する読者数はどれくらいか

この本が解決する悩みは、多くの人の悩みかどうか

・この本がほかの本と比べてユニークなのはどこなのか

……

などなどを突き詰めて考えていかなくては、

世に出たときに、本当に大きなインパクトを与えて売れる本は作れないのです。

とはいえ、最初から完璧に考え詰めることはなかなか難しいので、

その都度その都度修正していくことにはなりますが。

 

まさに、このマーケティング的な視点を本書では鍛えられたような気がします。

主人公がはっきりしない(時系列的に長いので、メインパーソンが時代ごとに変わる)、結末にやや不満

といったマイナス要素もありますが、

楽しみながら勉強できる本であることは間違いなしです!