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SIRISIRI’s diary 大人の読書感想文。

一応出版関係の仕事をしているので徒然なるままに本を読んだり、なんかしたりしたことをゆる~く書いてまいります。

徒然なるまま感想文2『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』

子育て本

こんにちは。

これで2日連続の更新達成となりました~~

三日坊主打破まではあと2日。。。

ということは、今日は「小さな折り返し地点」ということになるのかな。

 

で、いま子育て本をつくっているぼくですが、

機能に引き続き、読んだばかりの子育て本をご紹介したいと思います。

 

『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』

すばる舎さん)

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タイトルがわかりやすいですよね。

「頭がいい子になってほしい」とはすべてのママさんが思っていることなのではないでしょうか。

そんな大大多数の願望を叶えるための方法として

「辞書」「地図」「図鑑」でアプローチしていくという内容の本になります。

 

で、ここで本づくり道を歩んでいく者としてメモメモ。

ハウツー本として売り出す限りはできるだけ読者に負担をかけない。

これはわたくし自身、意識していることでもあります。

 

道具はなるべく使わない(数も少なく)

・「本を買う」以外にお金は出させない

・いつでもできる+時間もそんなにかからない

・どこでもできる+スペースをそんなに必要としない

 

読者に負担を感じさせてしまう時点で、本は買ってもらえなくなります。

だから、よく帯や「はじめに」に

「○○するだけで!」とか「たった○○時間で!」とか書いてあるんですね!

 

で、この本を読んで学んだこと・思ったこと・気づいたこと。

「子育て本はこの限りではない」

 

これ、どういうことかと申しますと、

子育て本を買うくらい熱心なママさんたちは、

きっと手塩にかけてお子さんを育てたいと思っているんですよね、きっと。

努力したらした分だけ、子どもにはそれが反映される。

だから苦労はいとわないので、とにかく子どもにとって一番いい育て方を知りたい。

これが普遍的な、そして潜在的な思いなんじゃないかな、って思うんです。

 

口が悪いようであれですが、

平たく言ってしまえば

ママさんたちは子どものためならお金・苦労・時間を投資する」

ということ。

この「子どものためなら」というのが味噌で、

「子どもにとって一番いい」と思えたなら、きっとお金は出すと思うんです。

 

で、今回の本はどうかというと、

そもそも「辞書」や「地図」、それに「図鑑」が子どもにとって良いっていうのは

みなさん直感的に感じていますよね。

 

それを文字に起こして背中を押してくれているタイトルなんだと思います。

だから、手に取りやすい。

それに、そもそも「良い」って思っているものだから、

そこに「苦労」や「面倒」はあまり感じないからハードル面もうまいことクリアしている。

じつに素晴らしい本の入り口だと思います。

 

中身はというと、

これが非常にわかりやすい。

ネタバレは避けますが

・子どもの勉強脳にとって良いことがちゃんと示されている

・やるべきこともわかりやすく書かれている

・科学的エビデンスは直接的には言及していないけど、納得感がある

って感じなんですね。

まさに、「一家に一冊」あっていいんじゃないかなーって思った本でした。

わたくし自身の自分事として思ったのは、

「子どもができる前に読んでよかったー」ってこと。

だって、「子どもができたらこういうふうにしてみよう」って思えたんだから。

そういう意味では、ママさんたちにとっても行動を起こしやすい本なんじゃないかなと思います。

 

昨日、子育て本には「科学的エビデンスよりも経験からのアドバイスが大事」みたいなこと書きましたが、この本はそのバランスがいいんですよね。

・理論で訴えかける・・・説得力、信頼性

・感情に訴えかける・・・本・著者への好意、「この本いいかも」など口コミの原動力

がバランスよく整えられている気がするんです。

 

すごくうまくできた本だと、個人的に思いました。

 

大事だと思った一文を最後に書いて締めたいと思います。

「遊びと勉強を分けず、どんなことでも子どもが楽しんでいられる状態をつくることが大切」

 

すごくシンプルだけど、これは大切で

本の中で出会ったときにはものすごく背中を押してくれる言葉。

肝に銘じておかないと(未来の親としても、子育て本の編集者としても)。