徒然なるままに感想文1『10歳までの子育ての教科書』
三日坊主が怖いとか前回言っておきながらなんですが、
早速、更新したいと思います(一時間も経っておりませんが)
ほら、とにかくまずは「更新した」っていう事実が
今後続けるうえでも背中を押してくれそうなので。
で、最初にアップするのは
こちらのご本。
『10歳までの子育ての教科書』(アスコムさん)
いきなり子育て本かい!と思われたかもですが、
わたくしは子どもおりませんし、子育ての経験もございません。
それに、もっと言っちゃうと、
最近まで子育てしてもらってた立場の人間です。
そんなわたくしがなぜ『子育て本』を読んでいるのかと申しますと……
そう、子育て本をつくるからです!(どんっ!)
「仕事だから」「育児本つくるけど子育て経験がないから」
というのが手に取って読んだ理由ですね、はい。
で、一冊目でいきなりですが、
この本、変化球なんですよ~~
っていうのも、著者さんが一人じゃないんですよね~この本。
何人もの育児のスペシャリストが、それぞれの特性・専門領域から
10歳までの育児を語っている
という内容なんです。
で、その専門家のみなさまが科学的エビデンス(裏付け)を用いながら、
本当に効果のある子育て法を教えてくれているのですが、
この本を読んで思ったのは、
・子育てって、科学だけで語れる話ではないのかな?
ってことでした。
もちろん、脳科学やら心理学などの科学的裏付けが本の信頼性をつくってくれること、それがとても大切なことはわかります。
わかるんですが、極端に言っちゃうと
「子どもを無機質に扱ってる??」っていう感じもどことなく受けたんです。
これを受けて、子育て本に大切なのって、
科学的エビデンスよりも
「この本読んでよかった~」っていうようなほっこりした気分になってもらうことなんじゃないかな~って、思いました。
もちろんそれが再現性のある話じゃないとダメなのもわかるんだけれども、
「わたしの子育てってこうだったのよ~、だからあのときこうしてたらよかったかもって思うんです~」
くらいな、経験談(むしろ失敗談)からくるゆるーい雰囲気のアドバイスがママ達の背中を押すんじゃないかな~って思った次第なんです。
ほら、自己啓発書とかビジネス書みたいに「成功体験」を押しつけられちゃうと、育児書の場合敵が増えそうですもんね。
だからこそ、著者のプロフィールなんかとっても大事になってくる。
その著者さんがどんな子育てをしてきて、どんな子どもたちが育つ様子を見てきて、
そこから何を学んで、それを人に伝えた結果どんな感動を与えられたのか。
子育て本は、
「科学的エビデンスや実績」よりも「人情味」「情」が大切なんだな~って思いました。
「大事」じゃなくって「大切」って言葉もなんとなく、子育て本にはしっくり合う気もいま書いてみて感じました(これはメモメモ程度)。
けれど、それを学ばせてくれたこの本には感謝。
本との出会いは、感謝することでもあると思っております。
ママさん達の背中を押してほっこりしてもらう子育て本をつくるためにも、
まだまだ「育児本リーディング」はつづきそうです。